平成28年の熊本地震で大きな被害を受けた熊本城。
天守閣は復興され、見学ができるようになった。
しかし、場内には至る所で石垣が崩れている。
そして、石垣を組みなおすために櫓が解体されている場所もある。
そのため、天守閣に行く特別見学通路が作られた。
普段の登城ルートとは異なるが、熊本地震での被害の様子がよく分かる。
復興中の今だからこそ、見学できるものがある。
例えば、石垣の内部。
石をどのように組んであるのか。
でも、やっぱり復興が待ち遠しい。
本丸御殿の内部を見学したかったが、現在は公開していない。
まだ、完全な復興には時間がかかるだろう。
しかし、完全なる復興の時には、再び見学したい。
崩れた石垣が多くあるが、熊本城の石垣は見事。
あの高さの石垣は、大阪城並み。
熊本城は難攻不落の城。
見学して改めてそう思う。
薩摩の島津氏対策に築かれたことが明らかだ。
だからこそ、西南戦争で西郷軍はこの城を落とすことができなかった。
援軍さえくれば、この城は守り通せる城。
築城の名手、加藤清正の意地が込められている。