しかしひたすら叱り続け、責任を追及するやり方で、事前にミスを潰せるような体制を構築できるかと言えば、無理ですね。なぜなら、それを実現するには、『上司から指示された以上の作業をしてやろう』というやる気を私たちエンジニアに持たせてくれなければならないからです。
「独創的な機能や魅力的なデザイン、効果的なブランディングを実現するには社員が仕事を面白がり、自発的かつ創造的に取り組むやる気が不可欠だ」と言いました。同様にミスをなくし、日常の仕事での成果を上げるうえでも、社員が仕事を面白がり、自発的かつ創造的に取り組むやる気が必要なのです。
仕事や学習などでも、いちばん大事なのはやる気。
叱り続けたり、責任追及してミスを減らすやり方はダメ。
言われたことをやればいいという気持ちになる。
やる気は起きない。
そういうことが日本社会の中に広がっているから、停滞しているのだろう。
それに付け加えて、賃金が上がらないことも大きな要因ではあるけれど。
このような社会では、AppleやGoogle、昔のSonyのような企業は表れない。
日本人一人ひとりが、なにかに挑戦することを面白がり、自発的に創造的に取り組むようにしなくてはいけない。
経営者や管理者は、下々の者がやる気を持って働くことができる環境づくりをする必要が大いにあるのではないだろうか?