ブログネタ
児童書 に参加中!
小学校4年生の国語で学ぶ「ごんぎつね」
現在発行されている4社の教科書にも掲載されている。
自分が小学生の時にも学んだ。
国語の定番と言える作品。

この作品で大事なのは共感。
ごんの動物ならではのちぐはぐとしたつぐない。
これは、小学生くらいの子どもたちと似ているところがある。
自分は正しいことをしているのに、なぜいけないの?
物事の本質に気付かない。
そのうちに自分の誤りに気付いていく。
そんな姿は子どもと重なる。
感情移入ができるだろう。
でも、この話は人と動物の話。
なかなかお互いに分かり合えない悲しさがある。

作者の新美南吉。
まず、18歳の時にこの作品を執筆したのがすごい。
猟師から聞いた話となっているが、元の話は兵十の母の葬式を見て悪さをしなくなったということで終わっていたらしい。
その後の償いや撃たれた部分は南吉の創作ではないかと言われている。
その部分の文章が素晴らしいからこそ、教科書に残されているのではないだろうか。

そして、南吉の人生。
4歳で母親(旧姓:新美)と死別。
5歳で父親が再婚
8歳で母方の祖父の孫として新美家と養子縁組。
養母と2人暮らしを始めるも、5か月で実家に戻る。
その時の寂しさが「ごんぎつね」に影響を与えたのだろう。
大人になって教員になったが体が弱かった。
29歳で逝去

いろいろ調べると、作品の世界観に引き込まれていく。
この話を読むと、いつも涙が出てくる。
ブログランキング・にほんブログ村へ 
gongitune