いつも思う絶妙な題名。
「帰ってきた義経」とは、どこに帰ってきたのか。
1つ目は、もちろん奥州平泉の地。
でも、平泉までの道のりは、省略。
いろいろなエピソードがあるけれど、「鎌倉殿」だから。
前回からいきなり2年も時が経っている。
静御前(石橋静河)のエピソードも、義時(小栗旬)の回想から。
義時が平泉に行き、義経(菅田将暉)とあったり、藤原泰衡(山本浩司)に義経を討つように進言したのは演出だろう。
でも、泰衡と国衡(平山祐介)の仲の悪さ、泰衡が鎌倉を恐れていたのは真実。
まさか、頼衡(川並淳一)が善児(梶原善)に殺されるとは…
義時は、善児がどのような者なのか分かっているのだろうか?
今後、義時の命によって善児がいろいろと手を下すのではないのか?
そして、弁慶(佳久創)の仁王立ちもあったのだろうと想像できる演出はあるが、カット。
まさか、高舘の義経の館に義時が来るとは、想像できなかった。
里(三浦透子)を殺してしまうところも、えっ?そうなの?という以外な感じだった。
2つ目は、義経の首が鎌倉殿(大泉洋)のもとに帰ってきたこと。
あれだけ、義経に冷たくしていたのに…
でも、やっぱり兄弟。
平家討伐の義経の活躍をじかに聞くことができず、別れることになった二人。
悲しくないはずはない。
でも、兄弟にまでここまでの仕打ちをしたのだから。
鎌倉を守るために、頼朝にもうためらうことはない。
義時を今回の出来事に関わらせることによって、今後の行動につなげていくようにするのだろう。
頼朝の考えややり方を身をもって学び、その死後に頼朝の思想の正当な後継者として鎌倉を守っていく。
次回は、殺伐とした雰囲気ではなく、温かそうな話になりそうだ。
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