それなりのレベルの高校に通う生徒ならば、自分で調べて理解できます。でも、大半の生徒はそれができないので、宗教や民族や政治を既存のイメージで捉えてしまうでしょう。
これを決めた文科省は本当にアホですね。彼らはハイレベルの高校生しか見ていないんですよ。これは、僕がユーテラの世界史授業動画でも話している「社会ダーウィニズム(社会進化論)」、つまり「知識の高い人間が知識弱者を支配する」構造です。このままでいいんですかね、ホントに……。

これはすごく難しい問題。
高校の学習でどこまでの内容を行うのか?
時間は限られている中で、将来を担う若者が何を学ぶべきなのか?
自分は、世界史も日本史も地理も大好き。
高校の社会の授業は、全て楽しかった。

でも、普通の人からしたら暗記。
大学入試も、無駄に難しい知識を問う難問が出てきていた。
それでは、歴史教育はあかん。
知識だけの学問ではない。

歴史や地理で学んだことを、将来にどう生かすかという視点が大事。
だから、たぶん高校の歴史の学習は変わってきているのだろう。
でも、その流れと入試とは相いれないところがあるのかもしれない。
入試は、合格者を素早く判定するための問題を準備する。
本当は、今まで学んだ歴史を踏まえて、自分なりの意見や考えを問うべきはずだと思う。

歴史教育の内容が問われていると思う。
ただ調べて事実を実証するだけが歴史学ではない。
過去の事実を踏まえて将来に生かそうとすることが、歴史を学ぶ上で大事なのではないだろうか?
ブログランキング・にほんブログ村へ  
24303668