伊豆の中心で、思いをさけぶ

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タグ:#政子


鎌倉殿の13人」が鎌倉幕府の最初を描いた。
1991年の大河ドラマ「太平記」では、鎌倉幕府の最後を描いた。

鎌倉幕府初代将軍、源頼朝(大泉洋
その正妻、政子(小池栄子
室町幕府初代将軍、足利尊氏(真田広之
その正妻、登子(沢口靖子

政子も登子も北条氏出身。
政子は北条時政(坂東彌十郎)の娘。
登子は鎌倉幕府最後の執権北条(赤橋)守時(勝野洋)の妹。

政子は、頼朝との子をすべて亡くす。
頼家(金子大地)と実朝(柿澤勇人)は殺され、大姫(南沙良)と三幡も若くして亡くなる。
自分の子には先立たれるが、実家の北条家は隆盛を極める。

一方、登子は兄守時や北条一族など実家を滅ぼされている。
しかし、自分の長男義詮(片岡孝太郎)は2代将軍に、次男三王(基氏)(枝松拓矢)は鎌倉公方になる。
子孫は、室町将軍と関東公方として隆盛を極める。

過酷な人生を送った二人。
似ているところも、違うところもある。
しかし、どちらの方が幸せだったのだろう?

「鎌倉殿の13人」でりくを演じた宮沢りえが、「太平記」では藤夜叉を演じている。
阿野全成(新納慎也)と実衣(宮澤エマ)の子孫、阿野廉子(原田美枝子)が太平記に登場。
阿野廉子は、後醍醐天皇(片岡仁左衛門)の寵姫で後村上天皇(渡辺博貴)の生母となる。
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まさか最初から来年の大河ドラマの主人公家康(松本潤)がでてくるとは…
家康の愛読書は、吾妻鏡だったから。

いよいよ承久の乱。
三浦義村(山本耕史)は、状況を見て、弟胤義(岸田タツヤ)と連携を取ろうと窺うが…
初めは18騎だった泰時(坂口健太郎)の軍勢は19万(?)に膨れ上がる。
京都手前の宇治川で、官軍と決戦。
宇治川は、源頼政(品川徹)の挙兵、木曽義仲(青木崇高)討伐の戦に続いて3度目。
泰時は、筏を使って渡ったという。
かつて義仲討伐の時に先陣争いをした2人の御家人は、既に他界している。
今回の大河では描かれなかったけれど…
梶原景季(柾木玲弥)は梶原景時(中村獅童)の乱で亡くなっている。
佐々木高綱(見寺剛)も亡くなっているが、宇治川を渡河をした功は佐々木氏にもあったらしい。

後鳥羽上皇(尾上松也)は、後白河法皇(西田敏行)並みの罪の擦り付け。
後白河法皇の時は、頼朝(大泉洋)からは罪は問われなかった。
しかし、義時は違う。
上皇を隠岐に流罪。
朝廷と鎌倉の立場が逆転。
もう、西の言いなりにはならないという義時の強い意志だろう。

その後、のえ(菊池凛子)によって毒を盛られる。
体が弱っていく義時だが、のえに問い詰める。
のえは認め、無二の親友の義村が毒を手に入れたことを伝える。
のえの子、北条政村(新原泰佑)の烏帽子親は義村。
ここでも、義村の野望が表れる。
義時もそれを見通すが、今後も北条を支えるように頼む。
ここで一番の衝撃的な事実は、「おなごはキノコが好き」というのがウソだったこと。

そして、いよいよ義時最後のシーン。
尼将軍(小池栄子)と執権。
今まで13人もの人を殺めてきた。
その中に頼家(金子大地)の名前が!
政子的には、直接聞くのは初めてのこと。
そして、義時は隠岐の上皇様の血を引く帝が、返り咲こうとしていることを危惧。
いくら何でも、皇族を手にかけるのは…
体調の悪い義時に政子は、薬を渡さない。
義時62歳、当時としては長く生き過ぎたのか?
結果的に政子が引導を渡したような感じになった。

このドラマ、史実と空想を上手にミックスして描き、巧みだなと思う。
史実として理解してはいけないが、歴史に詳しくないとここまで練り上げることはできない。
歴史上の事実は変えられないが、不明になったこともたくさんある。
そこを上手に脚色した脚本家三谷幸喜は凄いと思う。
また、大河ドラマを作ってほしい。
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泉親衡の乱という義時(小栗旬)暗殺計画が発覚。
泉親衡という人物が、よく分からない人。
生田斗真が演じているのは、源仲章だけど…
泉親衡は信濃源氏で、頼家遺児を擁立しようとしたらしい。

それに、和田義盛(増田栄司)の子と甥が参加しようとしていたことが発覚。
子は許されるが、甥は許されず…
それが、義時の和田に対する挑発。
また、三浦義村(山本耕史)に和田方に立って挙兵を促すように指示。
義村も本当に義時に忠実なのか、それとも野望があるのか?
言っていることとやっていることに信頼できない。

北条が坂東の御家人のトップになるための総仕上げ。
北条の次に力のある御家人は、侍所別当の和田義盛の排除。
御家人たちからも人望がある義盛は、かつての上総介広常(佐藤浩市)の立場と重なる。
頼朝(大泉洋)は、理不尽ながらも広常を滅ぼした。
義時も、理不尽ながら義盛を滅ぼそうとする。
大江広元(栗原英雄)も義時の意を汲んで、なかなかブラックだ。

とりあえず、今回では戦は避けられた。
和田義盛が嫌いな御家人はいない。
しかし、既に戦の種は蒔かれてしまった。
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義時(小栗旬)の思いは一貫している。
たとえ親であっても、謀反人は厳重に処断しないといけない。
他の御家人への示しがつかない。
今までの梶原・比企・畠山の時と同じように。
父であれ、北条だから助けられたということはあってはならない。

でも、泰時(坂口健太郎)や政子(小池栄子)などは、やはり父。
実朝(柿澤勇人)も祖父。
命を助けたいという思いが強い。
血縁関係がつながっていても、他からは納得が得られないだろう。

しかし、時政(坂東彌十郎)がいてこその頼朝(大泉洋)。
時政が頼朝に付き従って挙兵したからこそ今の鎌倉がある。
三善康信(小林隆)の言葉には、みんなを納得させる力がある!
その結果、時政の生まれ育った伊豆に配流。

義時は、無念。
怒りが収まらないのだろう。
トウ(山本千尋)を刺客にりく(宮沢りえ)を亡き者にしようとする。
そこを三浦義村(山本耕史)が…
今後の義時と義村の関係の変化が、今後の見どころだろう。

平賀朝雅(山中崇)は、全ての元凶。
時政の謀反には直接かかわっていないものの、畠山や政範のことに関わっている。
でも、後鳥羽上皇(尾上松也)のお膝元で、義時の命で朝雅がやれれることになると。
それは、北条に対する不満が高まるだろうな。

紀行は、伊豆の国市。
守山の周辺には、歴史的なものがたくさん残っている。
守山の頂上には、展望台がある。
守山八幡宮の階段は、長い。
昔、部活のトレーニングで走らされたものだ。
その近くに願成就院があり、時政の墓や国宝の運慶作の仏像がある。
北条氏邸跡や北条政子産湯の井戸がある。
伊豆に来られたらぜひ。
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