今回は阿野全成について。
彼の所領、阿野荘は今の沼津市北西部辺りにあった。
根方街道沿いの大泉寺は、全成の館跡に建てられたと言われ、その持仏堂が起源という。
全成の首が、常陸から飛んできて松に引っかかったという伝承が残る。
7月2日には、新納慎也さんと宮澤エマさんが参拝したそうだ。
いきなり、平知康(矢柴俊博)と北条時連(瀬戸康史)の蹴鞠から始まるとは思わなかった。
そこで、全成の謀反がバレたことと、時房への改名(トキューサ?)を結び付けるとは。
三谷幸喜さんは凄い。
歴史を知っているだけでなく、その話を構成する能力に長けている。
このドラマの阿野全成(新納慎也)は、謀反なんか起こすような人ではない。
その裏にいる北条と疑う比企能員(佐藤二朗)
時政(坂東彌十郎)は慌てるけれど、りく(宮沢りえ)は動じない。
強いねぇ。
全成は白状しないけれど、頼家(金子大地)によって常陸へ配流。
そこに比企能員(佐藤二朗)が表れて、謀反をそそのかす。
確かに愛している実衣のためにという気持ちは分かるけれど…
でも、自分を貶めようとした比企の言葉を信じるのか?
吾妻鏡では、配流から殺害まであまり時がかかっていないので、頼家の指示だと思われるけど。
でも、それは全成の美しい最期のための演出のため。
比企能員は、頼家に不満はあるけれど頼家とその子一幡あっての比企氏。
北条も苦しいけど、比企もなかなか苦しい。
今回は、最後に善児が出てきたので、能員を切るのかと思ったが、脅し。
なかなか考えがつかめない頼家。
その頼家にしがみつきながら、北条を追い落とそうとする能員。
そして、この状況を収束するにはどうすればよいか考え付いた義時(小栗旬)。
さあ、次は、比企能員の乱