8年かけてまとめた学校の統合新設計画が、正式決定から2カ月で一転して白紙になった。町は大揺れだ。静岡県で高齢化率が最も高い西伊豆町での話だ。町にとって“子供は宝”のはずなのに、なぜ子供のための計画が、うまくいかなかったのだろうか。
こんなに時間をかけているのに、こうなってしまったのだろう。
町が強引に進めた結果なのか?
それとも、農業振興地域のためなのか?
とりあえず、8年たってもまとまらなかった。
これからすぐにまとまるものではないだろう。
少子高齢化は続く。
学校は複式学級になるだろう。
津波による浸水被害も心配。
わざわざここで子育てをしなくてもいい。
若い人は、町から去っていく。
残されるのは高齢者。
高齢化率はぐんぐん上がる。
もう、今までのようにはいかない。
時代は変わったのだ。
だからこそ、未来を見据えていかないとダメだ。
それには、未来を担う子どものことを第一に考えないと。
西伊豆の未来を作るのは、西伊豆で生まれ育った子どもたちが中心となる。
それを大切にしなくては、西伊豆の未来はない。