今回は、平家滅亡までを駆け足でやってしまった感がある。
まぁ、主人公が義時(小栗旬)だからしょうがない。
屋島の合戦は、戦部分はカット。
いろいろな逸話がありますが…
景時(中村獅童)の逆櫓を付けた船の話はできてきたけど、まだ義経(菅田将暉)との関係は良かった。
義時関連で、範頼(迫田孝也)の九州攻めのことが入っていたけれど。
壇ノ浦の合戦は、義経が船の漕ぎ手(非戦闘員)を狙ったことが勝利につながった。
本当にそうなのか?
それのほうが、義経のクレバーさが際立つことになるけれど。
自分は、潮の流れが変わり、源氏が優勢になったと思っていた。
戦の前の様子だと、まだ景時と義経の関係は悪くはなかったようだ。
やはり、後白河院(西田敏行)は日本一の大天狗。
義経を使って、頼朝(大泉洋)をけん制させようとしたのは間違いないだろう。
そして、義経の活躍を見た景時は、頼朝と義経の二人が並び立つことはない。
頼朝のために義経を引き離そうとする。
戦こそが自分の活躍場所。
そして、戦うものがいなくなった義経は?
平家を滅ぼす大手柄を挙げた義経は、頼朝の脅威となる。
そして、裏で糸を引く後白河院。
兄弟とも念願だった目的を達成できたのに。
なぜ、分かり合えないのだろう。
それが悲劇につながっていく。
平宗盛(小泉孝太郎)は、息子思いのパパ。
平家物語では、ボロクソに書かれているが、悪い人ではないらしい。
人に対する優しさがあった人だったようだ。